こんにちは!大東めぐみです^^
今日はリスナーの方からいただいた、ご質問に答えようと思います。
「妻が起業したい言い出しました。正直、妻には、めぐみさんのような才能無いし、今のまま会社員を続けてほしいです。経済的な問題もあります。妻を説得する方法はありますか?」
この質問は、男性の考え方がわかっておもしろいですね。
回答は以下、3つに分けて説明したいと思います。
- 才能があるかないかは分からない
- 相手をコントロールしない
- 起業する=会社員をやめるではない

1.才能は信じて見つけるものです
私はこの「才能がない」というのは、かなり疑わしいと思っています。
才能というのは環境によるのではないでしょうか??
例えば私は、新しいことが好きで、知的好奇心をいつも満たしたいと思っています。
だから、日々変化の多い今の起業支援という仕事が、とても自分に合っていると思います。
一方で、ルーティンワークをこなすことは苦手です。
もし私が大きな会社の経理などをしていて、細かな点に注意し、上がってくる伝票を淡々と処理していく変化のない毎日だったら、今ごろ鬱々と過ごしていたと思います。
たまたま選んだ会社でその仕事になり「会社を辞められない」と続けていたら、私はどんな人生を送っていたでしょう‥。
だから質問者さまの奥様が、どんな場所で輝けるかはまだわからないんですよ。
誰かがその人の才能を信じ続けてあげないと活かされないのです。
私は女性のキャリア支援をしていますが
「私に何ができるんでしょう」「私には何もありません」と言う方も多いです。
でも実はコツコツした作業ができる、相手へ気配りが上手など、そういう人はサポートの仕事につくことで、自分自身で仕事を作っていけます。
「才能がない」は、どのベクトルで見るかによるんですね。
- 才能があるかどうかは環境次第である
- 誰かがその人の才能を信じてあげないと開花しない
教育心理学で「ピグマリオン効果」と呼ばれる心理的行動があります。
生徒をAグループとBグループに分けて、
Aグループには「君たちは何をやってもダメだ」といってテストを受けさせる。
Bグループには「君たちはいつも頑張ってる。きっとテストもいい点だよ!」といってテストを受けさせる。
結果は、Bグループの方が成績がよかった。
それと同じことが日常でもあると思います。
「おまえには才能がない」と言ってしまうと本当に花開かなくなります。
「すごいね!」と言っているとそこが伸びます。子どもを褒めて育てるのと同じですね。
「妻に才能がない」といってはダメです。
もったいないと思います。
妻が活躍してくれると夫婦、家族にとってもメリットがありますから。
才能は必ずあるはずなので、それを見つけて行ってください。
私の夫は普通の会社員なのですが、私は「人の才能を伸ばす」ということに興味があるので、夫のいいところを見つけるようにしています。
自分が見つけようと思うと見つかるんです。
ぜひ、そのような目線で見てみてください。

2.相手をコントロールしないこと。夫婦もお互いの自立が必要。
「会社員を続けてほしい」
「専業主婦でいてほしい」
「公務員でいてほしい」
相手にこうして欲しいと、相手の人生を決めることは良くないと思います。
夫婦は運命共同体です。
会社で言うと営業部隊と製造部隊のように、お互い役割は違うかもしれないけれど、
「家庭の幸せ」という共通ゴールのためにやっていますね。
相手に対する希望はあって当然なので「会社員を続けてほしい」という気持ちは、シェアしたらいいと思います。
でも「相手の人生を自分が決める」ということは、例え夫婦であっても良くないと私は考えます。
自分の人生は自分のものです。
逆だったらどう思うか?ということです。
自分の人生を否定されたら嫌ですよね。
私の理想は7つの習慣に書かれている「相互依存」の関係です。
「相互依存」とは、ひとりひとりが自立しているから、お互いに助けられる関係のことです。
自分が自立しているから、相手を助けられる。
相手も自立しているから自分を助けてくれる。
お互いに自立した関係です。
「自分はこういう人生を生きていく」とそれぞれに自分で立っている一番いい状態だから、
相手と正しい依存関係でいられます。
「相手の人生コントロールしない」というマインドセットは、いい夫婦関係を維持する上で必要だと思いますよ。

3.副業時代「起業=会社員をやめる」と考えなくていい
まず、今の時代の起業は必ずしも「会社員をやめて自分の事業に専念すること」ではないと思います。
副業が軌道に乗ったら、会社を辞めてもいいし、そのまま副業として続けてもいいんです。
副業をすることは、会社にとってもメリットがあります。
本業で経験できないことを副業で学び、自分の知見を増やすことで、また本業に生かす。
今は「会社員を辞めて起業」という、0か100かでなくていい時代なんです。
夫婦での打ち合わせが円満の秘訣
起業・副業を始めるとなると忙しくなるので、家族での戦略会議は必要でしょう。
私たち夫婦もよく話合います。
お互いに「これから、どんなことがしたいか」や、
仕事が忙しい時期、余裕のある時期を2~3年のスパンで見て、どうやったら家族全体のポートフォリオが良くなるのかということを話します。
ただ前提として「奥様が起業にどれくらいの覚悟があるか」は確認した方がいいと思います。
現実から逃げ出すための起業ではなく、建設的で前向きな気持ちなのかどうかということです。
逆の立場で、起業を夫に反対されているという女性は
「きちんと夫に自分の覚悟を見せられているか」
「自分のやりたいことをきちんとプレゼンできているか」
自分自身で今一度、検証した方がいいかもしれません。

最後に
女性の起業支援をしている身としては、この質問を見ていろいろと思うところがありました。
この質問者さんは「明らかに妻に起業してもらいたくなさそうだな」と。笑
でも起業ってなかなかいいものですよ!
夫婦仲もむしろ良くなります。
こちらのご夫婦にも、ぜひいい形でやっていただきたいと思いますね。
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