起業

神メンタルを手に入れるたった一つの大事なポイントを聞いた!

めぐみ
めぐみ
皆さんこんにちは!

著書「神メンタル」がベストセラーになっている作家・星渉さんに「神メンタル」の内容と誕生秘話について聞いていきたいと思います。

「神メンタル」の考え方

 僕はまず神メンタルの執筆をするにあたって「心が強い人の定義づけ」から入ったんです。

心が強い人というのは「前向きである」とか「落ち込まない」とかあると思うんですが、この本を書くコンセプトとしては心が強い人は「脳のメカニズムを知っている人」と定義したんです。

なぜかと言うと、世の中の成功理論って、成功したいなら行動しろと言うのが多いじゃないですか。
ただ世の中の大半の人って(行動できたら苦労しねーよ)って思ってるわけですよね(笑)

じゃあ何で行動できないのかというと、行動しようとするからなんですよ。
行動したかったら、行動を司る脳を攻略すれば、勝手に行動ができるようになります。

このあたりの心理学とか脳科学の話になると難しくなるので、そのような勉強をしなくても、読み進めてワークなどをしていけば、自分の脳を攻略して行動できるようになる。
それがこの本のコンセプトです。

大東 なるほどー!

この本は科学的根拠と言うか。人間のメカニズムについて書かれているので誰にでも当てはまるのがいいなと思ったんですよね。

自己啓発本って著者の成功体験がかかれてることが多いじゃないですか。あなたはそうだけど、私に当てはまるかなって疑問が残りますよね。

そうではないことがこの本は支持されてる理由だと思いました。

このような科学的根拠は星さんはどこで学ばれたんですか?

星 基本的にはちゃんと講座とかで学問として学んでいます。

後は大学生の頃から心理学とかが好きだったので、そういう本はたくさん読んでいます。

僕は机上の空論は好きではないのでよくエビデンスを取ってて。

大学生の時にアルバイトであっていた塾で、中学3年生相手に心理学を使った関わり方などを試してみて、効果があった事例を自分の中にストックしていたんです。

そこでうまくいった事例は起業した時にクライアントさん相手に使っていたりしました。

そういう学びをミックスして体系化したのが今回の神メンタルの本ということになります。

大東 心を強くして人生を良くするために必要なものだと思いますか?

星 自分に自信をつけることだと思います。

「自信がないです」という声は本当に多くて、よくそういうメッセージをいただきます。

でも自信がないと、いくら神メンタルのワークとかをしても身につかないんですよね。 

自信の付け方を一個だけあげるとすれば、自分の行動に対して自分で承認してあげるということだと思います。
簡単に言うと「スゴイ」とか「よくやったね」という言葉を1日に最低でも10回以上自分にかけるということです。

結果出してる人って自分のことを褒めることうまいんですよ。
しかもそんなことまでっていうちょっとしたことも褒めているんです。

時間通りに来れたとか、小さなタスクができたとかそんな些細なことでも「おっし出来た!」とガッツポーズをするんですよ。

というのはこれも脳のメカニズムに基づいているんですけれども。
私たちの脳の中にある海馬という記憶が司るところでは、重要なことしか記憶に残さないんです。
重要であるという判断は2つで、「基準強烈な感情を伴ったもの」か「反復されるもの」なんです。

強烈な感情を伴うものが難しい場合が多いので、反復という手段で自信を記憶させるんです。

大東 すごい!めちゃくちゃ勉強になる! 

自己承認、本当に大事ですね。

性差の話をするのは嫌ですが、起業コーチやってて思うのは、女性はなかなか自己承認出せない人が多いなと感じます。

星 確かにそういう傾向はありますね。だからこそ意識してやって欲しいですね。

どうやって「神メンタル」は生まれたのか?

大東 ではこの本はどうやって生まれ、ベストセラーになったのかを聞いていきたいと思います!

 まずはもともと僕は起業コーチなので、ヒットコンテンツの作り方とかマーケティングとかが専門分野です。
なので、どういう本が売れるのかというのはある程度知っていたんですね。

やったことは大きく三つあります。

一つ目はリサーチです。

リサーチをしたときに、メンタル系の本を出そうと思ったので、その類書を分析しました。

二つ目はポジショニング

どういう人向けにやるのか?を考えます。

例えばメンタルだったら、マイナスの人をプラスにするのか?ゼロの人をプラスにするのか?
男性、女性、若い人…などなど、ターゲットはいろいろあるじゃないですか。
そういうポジション分けの分布を見た時に、空いているポジションがあったんです。

2016~2017年は心を整える系の本が多かったんですよ。
マイナスをゼロにするものです。

で、ゼロからプラスにするものがあんまりなかったんです。
しかもそれはさっき大東さんが言ってくれたような、著者の成功体験をもって自己啓発っぽくやるものはあったんですけど、ロジカルでエビデンスがあって、ワークもついているような本はなかった。

だからここを狙って行こうと思ったんです。

三つ目は僕の専門分野であるUSPを考えることです。簡単に言うとフレーズです。

売れる本っていうのは、著者の名前じゃなくて代名詞が広がるんですよね。
例えば「嫌われる勇気」とか「アウトプット大全」とか。
こういった広めていきやすい言葉が入っているので、こういう言葉を探しました。

大東

いやー、めちゃくちゃ価値高いですね。

いくつか訊きたいんですけど。
他の本のポジションとして、例えば「嫌われる勇気」ってマイナスからゼロのものなんですか?

星 そうですね。あと、あの本は「アドラー心理学」のものなので、コーチングとは手法的に違いますね。

大東 Daigoさんのメンタリズム系の本とはどう違うんですか?

星 Daigoさんの本は、Daigoさんだから売れるという形のものですね。
世の中の問題をメンタルで解決するという作り方なので、ちょっとズレてきます。

大東 なるほどー!

あと私、「神メンタル」という言葉がどうやって生まれたのかを訊きたかったです。

星 「神メンタル」は正直、最後の脱稿の締め切りギリギリまで出てこなかったんです。

角川の伊藤さんとディスカッションしていて最後の最後に降りてきたんですが、参考にしたのは2ちゃんねるの掲示板ですね。

大東 ええ!!!

星 起業されたい方にも参考になると思うので言うんですけど、自分のビジネス商品のお客さんがどういうところにいるのかを考えるんですよ。

ビジネス書コーナーに来る人ってどんな世代かな?と考えた時に、若い人は来ないですよね。男女ともに自分と同じか少し上の世代で、それは2ちゃんねる世代なんですよ。

だから2ちゃんねるにどんな言葉があるのか探しに行きました。

それで「神」という言葉が結構あるなと。

あと、慶応義塾大学の前野教授の本で、「高い視点でものを見ると気持ちが安定する」という内容があったんです。高い視点の見方、すなわち神の視点ということで、やっぱり「神」という言葉を使おうと決まったんです。

大東 すごい!!これめちゃくちゃ良い話聞きました!

 ここだけ有料にしますか(笑)

やっぱり角川の伊藤さんの存在は大きかったです。タイトルだけは妥協しちゃいけないということで、本当に最後までこだわりました。

タイトルで売れたところもあると思います。

大東 今、起業したい人や発信したい人が多いと思いますが、どういう言葉を使うかという観点でかなり勉強になると思いました。

星さんはまた本を出すんですよね?

 そうですね。次は人を動かすというテーマです。(※出版済み「神トーーク」)

人を動かすのに必要なのは一言で言うと忍耐ですね。耐える力。

そのためにも、まずは神メンタルでメンタルの土台を整えていただいて、その後に人を動かす技術を学ぶと、おそらく皆さんの人生がよりよく変わっていけるんじゃないかと思います。

大東 星さん、ありがとうございました!

めぐみ
めぐみ
また次回も出てもらうので、よろしくお願いしますね!
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