みなさん、こんにちは!
今日は、ベストセラー編集者の伊藤直樹さんに売れる極意について聞かせていただいたので、これも、みなさんにシェアしますね^^
ベストセラー編集者がどうやって売れる著者をプロデュースしていくのか、その著者の強みや良いところを見つけてどうやってマーケットと合致させていくのか、
スーパーベストセラーへの道を
お伺いしました!
すっごい面白い話が聞けましたよ^^
スーパーベストセラーを出されている敏腕編集者なんです!
市場とその人の売りをどうマッチングさせるか
伊藤さん:意外と泥臭くて(笑)、まずは周辺取材って形で、当たり障りのないことや脈絡のないことなど、2時間くらいその方と対話をします。
どういうことがやりたいのかとか、こういう強みがあるかとか。
僕は、その人の強みはその人が考えているものとは別のベクトルにあるんじゃないかっていうことを信じているので、相手にもまだ発掘されていない、なにかしらの強みや才能があるんじゃないかと思いながら聞いているんです。
伊藤さん:最近の例だと、とある著者と「才能開花」みたいな本を出そうかと話をしていたんですね。けど、僕もその方も、才能開花っていう言葉がなんとなく市場の反応として良くないんじゃないかと考えていたんですよ。それで解決した言葉が、「天才」。
「天才」って言葉は意外とみんなが知りたい・聞きたい・育てたいとかってことで、市場が反応するワードなんですよね。
だから、市場が反応するワードに自分がやりたいことをずらして考えられないかっていうトレーニングをすると意外と良いです。
伊藤さん:トランプが大統領になる時に戦略的なコンサルタントみたいな人がいて、その人たちがなにをしたかっていうと、SNSを使ってどの言葉に国民が反応するか一言一句調べあげて反応数が良いものを演説で使ったらしいですよ。
めぐみ:やばい!全然自分でやりたいこととかじゃないじゃん!(笑)
伊藤さん:そうなんです!だから、自分を一番信用してはいけないっていうのはそういう意味も含んでいて。ABテストをだいたいの人はしていないです。
1000回でも100回でもいいと思うんすよ。ABテストしてください。
めぐみ:いや~面白すぎる!昔、起業したばかりの頃、広告業をやってたんですね。広告業をやっていたときは、こう言うかこう言うか、こう言うかこう言うかで、もう10倍くらい反応が違うんですよ。それをその時はやっていたのを思い出しました。
でも、それが自分の事になると途端にやらなくなるんですよね・・・(笑)。
伊藤さん:自分事も他人事のように考えるとはそういうことで。やりたいことと市場が合っているかな?と思ったときに、自分でABテストをするっていうルールを設けるようにすればいいと思うんです。
言葉がすべて
でも、そもそも言葉がないとテストするにもできないじゃないですか。どうやってその最初の言葉を作るんですか??
伊藤さん:コピーライティングを学ぶと、相手が誰であろうと必ず反応する言葉っていうのがあるんですよ。今まで積み重ねてきた研究結果が。その先人たちの研究を、まずは生かそうぜと。
で、そこから自分に腑に落ちた言葉をテストしていこうぜということになるんですけど、ここで注意していただきたいのが、最初は自分を信じるなということですね。
自分流が一番危ないんで、まずは実績があるワードで反応を試してみる。
めぐみ:いや~めちゃくちゃ勉強になりますね。それはじゃあ、本当に過去の本とかから集めてくるって感じなんですね。
伊藤さん:そうですね。あとは、流行語大賞とかから探すっていうのもあり。
やっぱみんなが使うってことは、口当たりがいいということだから。
言いたくなるところがあるっていうのがあるので、そういった言葉がどういった言葉なのか過去の歴史を紐解いていくっていうのもあり。
型を守り続けるってことが結構大事。
伊藤さん:僕もそれについて結構調べたんです。編集者として、あるときやっぱ自分流で行きたくなるときとか、あの本でこんな言葉のキャッチコピーを使ったから次の本ではこっちにしようかな、というふうに。
ちょっとネタばれを恐れて、変化球を投げ始めたり自分流にアレンジを始めるんですけど、それが良くないってことに気づきまして。
型を守り続けるってことが結構大事で、ちょっとでも変えちゃうと反応率が下がるんです。
伊藤さん:美魔女って言葉に反応している人が多いから使っているわけで。
僕もそこを、すごくめぐみさんみたいに考えちゃっていたわけですよ。
みんなが使ってるからやめようかなと。
それがもう間違えですね(笑)
だって、みんなが使ってるんだから使うべきじゃないですか。
それがみんなが反応している言葉なんで。
じゃあ、10年前。チョベリバとか流行ったじゃないですか。あれを使うのはさすがにやりすぎ?
伊藤さん:チョベリバって何?みたいな(笑)耳心地がいいみたいな?
爆発的に流行ったって言葉は、流行ったっていう理由があるってことなんです。
それが時代を経ても流行った理由は、自分がしっくりこなかったとしても絶対理由はあるから使ってもいいってことなんです。
試す分には、けがはないですよね。
だから過去のベストセラーのキーワードみたいなのをテストしてみるっていうのは意外と新しい発見があるかも。
僕はやっぱその型を崩してしまって売れなかったわけですよ。売れるフォーマットって結構決まってるんです。
伊藤さん:例えば、本の話でいうと、“始めに”にこのメソッドを使って、実際にこれぐらいの人がこうなりましたよっていうBefore/Afterを書いてもらうことが非常に多いんですけど、最近Before/Afterやったばっかりだから変えるかってなると、反応率がめっちゃ下がるわけですよ。
だからもう毎回、同じだということを乗り越えるっていうことは結構大事だなと思っていて。自分をいかに信用できるかというか、いかに自分流に持って行かないかってところも勝負かなって。
伊藤さん:守破離の原則に例えると、「破に行くの早っ」みたいな。(笑)
業界によって色々あると思うんですけど、僕の場合は、守を5年~10年くらいはやってこその破じゃないかと。でも離は、ぶっちゃけ達人の領域なので、別に離なんて行ける人なんていないんじゃないかと思うようになりました。
自分流を追求することでやっぱりどんどん反応率が下がってくので。
そうすると今度なにが起こってくるかというと、反応率が下がったり、売れなくなったりしてくるので、別の原因を探し始めて袋小路になってしまう。
で、もう自分流編み出してるから、元に戻れないわけですよ。
伊藤さん:そうなると、みんなが使っている美魔女を使いたいのに、もう私は自分流でやって美魔女を否定しているからもう戻れないわけですよ。
だから、一回テストしてみようよと。美魔女も。
自分が逆にうわってざわざわってするものって、ある意味では反応しているわけじゃないですか。
めぐみ:たしかに!!!!私美魔女とかざわざわします。
伊藤さん:良い悪いじゃなくて、その反応ですよね。その悪いほうにめちゃくちゃ反応したとしても、それは反応になるんで。
言葉を使いこなせ!
結局は自己流でやらない。売れているものは売れているなりの理由があるんだから、まずはテストしてみないことにはいけないよっていう結論ですね。
何度も何度もテストを重ねた上で、自分流はまだ先なんじゃないかと問い続けていく。自分流で作ったものと既存の売れたワードとかの引っ掛かりの良いワードをテストしてちゃんと数値化して見せるっていうことが大事なんじゃないかと思っております。
つまり、自分がやりたいこととマーケットで売れるためにはどうやって重ね合わせていけばいいのかというと
- 自己流でやらない
- まずは言葉をテストする
の2つに尽きる!ということがわかりました。
そんな敏腕編集者伊藤さんとの詳しい対談は
Voicyで聞くことができます^^
↓ ↓
https://voicy.jp/channel/765/69172
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