お金のこと

喜びを先送りせず、今しか出来ないことにお金を使いゼロで死のう

みなさん、こんにちは!

早速ですが、「DIE WITH ZERO ~人生が豊かになり過ぎる究極のルール~」という本を知っていますか?

ビル・パーキンスさんという方が書いた本で、私はお正月にこの本を読んだのですが、めちゃくちゃ良くかったんです。もしかしたら、これから私が生きていく指針の一つになりそうな一冊。

もともと私が持っていた価値観と近いところがあり、それが良い感じに言語化されています。

そこで今回は、この本から学べる人生を豊かにするための方法についてお伝えしていきたいと思います。

DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)のあらすじ

引用元:amazon.co.jp

まずは、本の内容を簡単に紹介したいと思います。

筆者が主張しているのは、今しかできないことにお金を使い、死ぬときは使い切ってゼロで死のうということ。

私たちの多くは、人生の喜びや人生を楽しむことを先延ばしにし過ぎているのだと言います。

将来のために、お年玉は貯金しなさいと子供に言っていませんか?

将来のために、保険や貯蓄をしようとがんばっていませんか?

この結果、何が起こるのか。

ほとんど人は、将来を心配して貯めておいたお金を使い切れず、死んでいきます。

本当にやりたかったことも家族への投資もできず、皮肉な事に、死ぬときが一番お金持ちなのだそうです。

自分の人生設計を考えて、いくらお金がかかるかを計算した上で、今しかできないことにお金をつかえというのがこの本のメッセージ。

とても面白い本なので、是非読んでみてください。

理想の生き方とは

ただ生きるのではなく、豊かに生きるべし

本の中では例として、イソップ寓話「アリとキリギリス」が出てきます。

冬に向けてせっせと働き、食料を蓄えるアリと、何も準備をせず遊び呆けているキリギリス。冬になると、キリギリスは寒さと飢えで死んでしまいます。

この話を読んで、アリのように一生懸命働かなければいけないと多くの方は考えるでしょう。

しかし、著者はアリに疑問を投げかけます。

アリは未来のために働いてばかりで、いつ楽しむのか?

どんな楽しみを人生に見出しているのか?

ただ奴隷のように働いて死ぬのか?

ただ生きるのではなく、十分に生きることが大切なのだと言います。

私たちの生活に置き換えると、ただ経済的に豊かになるのではなく、人生を豊かにすることを大切にするべきなんですね。

この本には、そのための方法やマインドセットが詳しく書かれています。

今しかできないことにお金を使え

人生を豊かにするお金の使い方について考えてみましょう。

同じ額のお金でも、何歳で手に入れるかによって価値が変わります。

例えば、60代・70代にとっての10万円と、10代・20代にとっての10万円の価値は全然違うんです。

この10万円を使って、1~2か月海外旅行へ行くとします。

10代・20代は体力があり、貧乏旅行ができます。また、いろんな人とコミュニケーションをとるチャンスがあって、将来は可能性に満ちているでしょう。一生涯忘れられない体験ができるはずです。

反対に、60代・70代は体力的に貧乏旅行が難しく、若者が行くようなパーティやクラブに行くのは難しいですよね。

同じ場所へ旅行に行っても、価値が全く異なっていると思いませんか?

スノボ、ヨット、スキューバダイビング、登山など、若いうちにできることはいっぱいあります。もちろん、60代・70代だからできないということはありませんが、体力的になかなか難しいはず。

その時の全財産をはたいてでも、10代・20代でたくさん体験しましょう。

そして、40歳を越えたら資産や労働時間を考え直して、お金を切り崩しながら「ゼロで死ぬ」勢いで人生を楽しみ尽くしましょう。

人生で一番大切なのは思い出を作ることです。

あとから振り返った時に、「あの時は充実していたな」、「本当にやってよかったな」と心がワクワクするような思い出を一体いくつ作れたか。

この大切さを、本の中ではあの手この手で説明してくれています。

死んでから子供に財産を与えても遅すぎる

自分が死んだら子供に財産を相続するというのは、一般的な考えです。

自分が70歳~90歳で死ぬとすると、子供の年齢は50歳~70歳くらいになります。しかし、50歳~70歳でお金を手に入れても、遅いと思いませんか?

50歳で1000万円をもらうよりも、20歳で1000万円をもらう方がいろんなことができます。

若いうちにお金をもらった方が、スキルに投資したり、企業したりと挑戦できることが多いんです。

自分が死んだ後で子供の生活が心配だからと貯金をするより、若いときにどんどんお金を与えるべきだと著者は語っています。

この考え方、おもしろいですよね。

この本は、パラダイムシフト(自分の考え方ががらりと変わること)が起こる良い本だと思います。

私たちの多くは、貯金はすばらしく、コツコツ働いて将来のために蓄えておくことは大切な事だと認識しています。

「アリとキリギリス」だったら、アリのように無駄をせず節約し、一生懸命働き、子供のために資産を残すこと。多くの人はこの価値観が大切だと思っているのではないでしょうか?

しかし、著者はそんな価値観に疑問を投げかけます。

ただ仕事をして経済的に豊かになることよりも、いかに充実した人生を送れるかが大切なのだとひたすら説いています。

若い時にこそ経験に投資をするんだ

10代・20代の貴重な時間をアルバイトに費やすのはもったいない

私も実はこの本と似た価値観を持っていて、昔からお金は若いうちに使った方がいいと思っていました。

頭も身体も一番キレがいいのは10代・20代。若いうちにしかできない経験はたくさんあります。

その時間を、お金を稼ぐことに使うなんてもったいないと思いませんか?

私の父親は、あまりアルバイトするなと言っていました。

アルバイトの時給は800円から1000円ほど。アルバイトをするということは、人生で一番大切な10代・20代の時間をたったそれだけの価格で売ってしまっているのと同じなんです。

アルバイトは社会経験として大事だという意見もあるでしょうが、私はそうは思いません。私も社会経験としてアルバイトをしていましたが、そこまでの価値があるとは思えませんでした。

体験できるという意味では、アルバイトの全てが悪いとは思いません。でも、それで貴重な時間を消費するのは死ぬほどもったいないです。

お金を稼ぐことはいつでもできます。

アルバイトでお金を稼ぐよりも、奨学金を借りて学費を工面することをおすすめします。私も利用していましたが、奨学金制度は自分の時給が上がる20代・30代になってから学費を返済できる良いシステムです。

他にも、勉強をがんばって国から研究費や学費をもらえる制度もあるので、是非活用しましょう。

若いころの経験が人生を変える

私が人生で本当にやってよかったと思う経験の1つは、19歳で行った初めての海外旅行です。

友人と3週間、ヨーロッパでバックパック旅行をしました。

往復航空券9万円、3週間1泊2食付のバスツアーで、合計20万円もしない貧乏ツアー。ユニクロのダウンを着て、ミレ―のバックパックに服を詰めて、イギリス、ベルギー、ドイツ、スイス、イタリア、フランス、モナコ、スペインなどヨーロッパを一周しました。

このバスツアーで、19歳の多感な時期にいろんな国の人と交流したんです。

ニュージーランドのバスツアーだったので、日本人だけでなく、アメリカ、オーストラリアなどいろんな国の参加者がいました。

その時の思い出は今でも忘れられず、全部鮮明に残っています。

ベルギーの小便小僧がしょぼかったこと。

スイスの山に電車で登ったこと。

スイスの物価が高くて、パンや野菜が数切れしか乗っていないチーズフォンデュが5,000円と高価だったこと。

その後で行ったどの旅行よりも、インパクトが大きかったです。この旅行をきっかけに、もっと英語を勉強しようと思いましたし、海外で働いてみたいという強い夢を持つようになりました。

貧乏だったけれど、奨学金やバイトのお金などを全てつぎ込んでこの旅行に行ったからこそ、やりたいことが生まれ、人生が変わりました。

この旅行が今40代でできるかというとできません。時間がないし、子供がいるし、体力的に貧乏旅行は難しいでしょう。10代・20代だからこそできた経験です。

物よりも大切なのは思い出

若い人はバイトで無駄にお金を稼いではいけません。感性の豊かなときにこそ、旅行や恋愛を楽しむべきです。

私と同じ世代の人であれば、どんどん子供に体験させてあげてください。

若い時の体験の方が価値は大きいです。是非、体験に投資しましょう。

物を買う喜びは一瞬ですが、体験や経験はずっと自分を幸せにしてくれます。こんなことをもっとやりたいという、自分のやりたいことを作ってくれます。

私はやりたいことがないと悩むことはありません。それは、若い頃に将来から前借して既にいろいろと体験してきたからだと思います。

友人とアジアのバックパックツアーに行ったり、韓国旅行ではあかすりマッサージ店で交渉して、施術してくれた人の家に泊めてもらったりしました。

最後に

みなさん、いかがでしたか?

今日は「DIE WITH ZERO」という本をもとに、人生を豊かにするためのお金の使い方についてお話しました。ぜひ、今しかできないことにお金を使って、たくさんの価値ある経験をしてくださいね。 この記事をきっかけに、みなさんがより充実した人生を送ることが

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